









『 だいこん 』の入っているビルの解体が決まったようだと Vちゃん からメールが入ったのは、確認してみると 2020/01/15 の事だったようです。 面倒臭いのでメール・チェックなどしてないものですから、それに気付いたのは 01/17 。 翌日の 01/18 に だいこん に伺った際お母ぁさんに尋ね、店仕舞い の件を知りました。
ガーン! おいらの週末はどうなっちまうんだぁー! Orz
この事は 02/01 に店内で告知するという事でしたので、それまでは誰にも、Vちゃん にも伝える事はしませんでした。 Web 上でも公表は控えてました。 てか、しばらく立ち直れなくて、とくに Web はサボってました。 本当は、店仕舞いまでの日々を Web で盛り上げなくちゃ って想いもあったのですが、そんな気になれなかった。 黙々と だいこん に通い、残された時間を味わってました。ただし、写真だけは撮ってました。 画像を Web に載せるのは、ついでの気まぐれでやらせて頂いてます。
「 以前、メニューの中に 麦とろ定食 って無かった? 」
「 あれ、とろろ芋 が高くなって、出せなくなっちゃったんです。 」
麦とろ、大好きなのです。 ご幼少の頃、我が家で擂( す )る係りは私でした。
「 店仕舞いの前に、一度作ってもらえない? 」
お母ぁさん、快諾して下さいました。 入店した際、常連のお客さんが一人、既に食べてらっしゃいましたが、当日の 外看板 のお品書きに 麦とろ の文字は無く、だから特別の裏メニューだったんだと思います。
とろろ が凄かった。 普通の長芋とかじゃなく本物の 自然薯 でした。 クリーミーにしっかり擂( す )られているにもかかわらず、スプーン に力を入れると ひとかたまり になって持ち上がってきます。 これでは値が張るのも仕方ない。 一律 ¥680 のランチ = 昼定食で採算が取れないのも無理はないです。
ご飯 も凄かったです。『 麦とろ 』なので 麦めし なのですが、麦が違います。 お母ぁさん、『 もち麦 』っておっしゃってたかと思いますが、つるん としてて ぷちぷち した独特の食感。 豊かな麦の香り。 とろろめし に麦を入れると喉ごしがさらに増すように思うのですが、もち麦を使うと、それがさらにさらに増すように感じました。 口に含んだ途端、喉を抜けて胃に落ちてくというか … え゙? もっとゆっくり味わってたいのに! みたいな。
そして、茄子の味噌汁 も美味しかった。 ただ単に私が茄子好きなだけですが、麦とろとの相性抜群! です。
※ 各ページに画像は徐々に増やしているのですが、このままではページが増えていきません。 かつて頂いた思い出の料理たち、メインで採り上げてこなかったもの、メニューから消えてしまった料理などを中心に、ゆっくりご紹介していこうと思ってます。 ≫ 感動の食卓 INDEX